太極拳では、以下の段階で滞らず、陰陽和合で勁の段階を終えることを要求する。
●創勁(そうけい)
その勁を作り出そうとする意識にあふれると気、その勁はとても直である。勁の動作の昇降が無い、すなわち起落しがたいため、動きが止まる。
●巧勁(こうけい)
巧みな勁に走ると、それが芸になる。ただ、そのコツのみを会得しようとすることで、根本を失う。すなわち、その技やコツに固執してしまうことで、剛くなってしまうと、動きが止まってしまう。
●崩勁(ほうけい)
爆発するような勁であるが、それが散じてしまうと、その勢はそこから離れたり、つながったりすることが出来なくなる、すなわち斬接しがたいと言うことになる。