才能(さいのう) 生まれながら持つ神・気・精で、あらゆる物事を巧みになしとげることができる、生まれつきの能力である。
神(しん) 全てのものに存在する原質(純粋な心)。全体としての普遍性(全てと通じる価値観)。普遍性から揺らぎと共に気が起こる。発想(想いの始まり。個性になっていく)のはじまりとなる。
気(き) その原質から発生するエネルギーの動き。全体とその一部である個との融和。神(しん)を感じ、そのエネルギーはそれを感受する、感性の目覚め。
精(せい) そのエネルギーが作用する対象。人間であれば、精神と肉体。そこに、エネルギーによって想念や、思考、行為、言動が生まれる。
そして、その全てが認識され、心としてすなわち情報として蓄積され、精気神を心が顕在・潜在で意識する。
その精を気で練りつくし、その原質を神(しん)を見つけ出す心を知り尽くす。
そして、自分の原質を見つけ出し、歓喜と共に楽しくて仕方が無くなる。
そうなってしまえば、猫も小さな花も、雑草も、人間も才能には差はない。
太極拳はこの才能を発掘・発見するとても優れたツールであり、そしてその才能を使う武道である。