本日の武道練習2015.7.19

IMG_1067①擒拿 虎咬反挙(ここうはんきょ)我の右手で、相手の左手の掌側から掴み、金鶏独立の勢により反挙にてつり上げる。経絡を大腸経から心経・小腸経へと変化する勢いの左盼。相手の手が大きくてつかめない場合は、双手虎咬反挙に変化する。相手の左手の背側から掴む場合もある。(裏)経絡が逆に連絡する。
②招式対打(甲乙)
1/甲が左拳で乙の太陽穴を打ってきた場合、乙の左腕にて甲の左手を採勢にて沈め、同時に右足が擺歩に手前に進歩して右拳で甲の太陽穴を打つ。(単鞭の勢)
2/甲は我の左手を紬糸掌にて抜いたと同時に、a.「その腕で乙の右捶を掤勢にて打ち上げる。」b.「同時に甲は右足を進歩させ、扇通背にて乙の心窩を打つ。」
3/乙は、甲の心窩への打撃を抜かれた左手にて、下按で防御する。同時に甲はその下按の勢いを右下方に化して、a.[
「腰腿を発生させ右足を乙の右足後ろに置き、腰腿を戻す勢いにて、乙の人中などに拳又は掌を打つか、挒を乙の頸部などに放つ。同時に右足は後ろへ腰腿を戻す勢いで進み、乙は仰向けに倒れる。頸部に虎口掌を打った場合は、そのまま進歩栽捶にて地面に相手の頸を打ち付けることもできる。」
(実践応用)上記の3において、乙が明らかに心窩を防御する気が起こっている場合、そこへ狙う2.bは実戦的では無い。そこを狙う気を発し、そこを守らせながら(凌空勁)甲は、3.aを発生させて攻撃する。(要訣)2.aの虚の時の蓄勁と同時に、放鬆にて相手の気を聴勁するだけの余裕が必要である。即ち残心と構えの融合である。
(3.aの各種変化)
内靠勁・同じく腰腿を発生させ、右足を相手の股に進め、両手で相手の腕を双分して、右肩の内にて靠勁を打つ。この場合は発勁が十分に行われれば相手は防御が難しい。
しかし、右肩の外靠勁が容易であるので、外靠勁を放った場合は、相手は合経(経絡が全て縦の線で近寄っている)であるため、その経絡を開く(開経=経絡が全て縦の線で広がる)勢いで、左盼勢を起こすと、相手の靠勁は我の前部正中に纏わり付きながら、左後方へ走り流れる、そのまま右腕で相手の左肩を後方に押せば相手は後方に投げ出される。同時に左足を出して相手の脚を引っかけ、そのまま右足を進め相手の頸部に虎口掌を打ち、そのまま進歩栽捶にて地面に相手の頸を打ち付けることもできる。このように、相手が合経の場合は内に入り込む靠勁を打つと、それを開かれるだけで解法とされる、この感覚を練習した。内靠勁は、相手を粘勁で開経にしてから靠勁を放つ。(白鶴亮翅の両手の勢いは粘勁による双分と言う発勁である。これを練習した)この場合でも、白鶴亮翅の双分ができて折らず、相手が開経に至っていない場合は、相手の勢は生きており、逆に制される。従って、発勁は套路によって十分に成されるように練習すること。
(内靠勁・相手の背が低い場合、又は十分に双分ができないとき)
即座に変化し、双分にて相手の手は上部のままにして、腰を落として相手の胴を抱き込むように相手の関元穴へ内靠勁を打ち込む。七分靠=ラグビーのタックルの練習。要訣は頸を立てないこと。(解法)ラグビーの場合はボールを持っていることが多いので効果的であるが、太極嫌の解法は双分された両腕を相手の勢に合わせ従い、そのまま円転して相手の七分靠の勢いを借りて閉じていく勢いにて相手の頸に巻き付く、自然と巻き付くので、そのまま我の右腰にある相手の頸に巻き付き、そのまま白鶴亮翅を行うと、相手の右頸は鎖喉となり一緒に飛ばされても相手のダメージの方が大きい。この場合七分靠を放鬆にて完全に吸収する練習が必要である。しかし放鬆ができればいとも簡単に、相手の頸に自然に右手が巻き付き、飛ばされながらでも白鶴亮翅を行う事ができれば、こちらのダメージも少しはあるが、相手の頸には強い衝撃が加わり、そのまま相手の頭部が地面に打ち付けられるか、相手の勢いをそのまま使い逆さまに抱え上げるかたちとなり後方へ投げ飛ばし、相手の背面を地面へ叩き付ける、プロレス技のブレーンバスターのようになる。「身前鎖喉後摔」

③拳脚練習 靠肘挒を防具に打ち込み、その発勁の性質の違いを経験する。肘周辺だけで靠肘挒を打つ練習で、靠肘挒の妙技を会得する。

以上防具を着用して行った。手足や手順の詳細は下記に記載。

専門教学(太極剣)
復習 1起勢〜22・風捲荷葉(動画は前回の記事で) 詳細練習23 獅子揺頭〜25野馬跳澗(動画は下記)

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■詳細及び太極剣動画

※本日の練習の相対招式の技術を詳細に記載しています。要訣など、随時加筆していきます。

■記録動画

武道クラスのみ、下記より動画が閲覧できます。認証を求められたらIDとパスワードを入力。

23 獅子揺頭〜25野馬跳澗

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