①散手(招式)対打 詳細練習 第83式から第88式まで
②招式練功 6右打虎に対する7打左肘(双分して右打虎を我の左腕で受け、野馬分鬃の勢で打左肘を打つ練習)
③招式練功 8右推に対する9左劈身捶(右推を腰腿を使って左後方に走らせ、撇身捶の勢にて左劈身捶を打つ練習)
④招式練功 21上歩左靠に対する22転身按(上歩左靠を随勁にて受け、後ろ体重になったところで相手の靠勁を尽きさせ、その虚を利用して、右足を左に移し、相手の右側に我の身体を写し、即座に右顧して左足を進め双按を放つ練習。相手の勢いに随い相手を走らせ、即座に粘りつき、相手に水の表面張力のように沾り付く練習)
⑤拳脚招式 双分蹬脚 相手が両手で自分の首などを前から絞めようとしてきたり、抱きついてきた場合、その両手を双分して蹬脚を放つ。双分の勢いによって無理な力を使わず強烈な蹬脚の発勁が行える練習をする)
⑥招式練功 23双分蹬脚に対する24指襠捶(双分蹬脚を収勢にて無力にする練習。同時に左へ身体を開いて蹬脚の勁道から逃れると、右手が自然と相手の胯間に向くということを実際に体験する。そのまま指襠捶が打てるのは套路と同じである。)
⑦招式練功 26白鶴亮翅に対する27左靠(白鶴亮翅による蹬脚を右に身体を開いて避けると同時に、白鶴亮翅によって開かれた両腕を下に沈めると、蹬脚の勢いは無くなる。その落とした右手でその白鶴亮翅の左蹬脚を内側から外に払うと同時に、園生とした左腕は白鶴亮翅の右腕を胸へ屈して潰すと同時に、左足を白鶴亮翅の背後に進めその潰したところに左靠を打つ。これらの三つの勢いが一致して発勁する練習と、右腕を胸へ屈して潰す暗勁の感覚を体験する。
⑧招式練功 39化推に対する40化打右肘(化推が我の内に入ってくる勢いを化勁を使って我の胸前まで運び込む練習。そこに虚を作ると瞬時に架肘を打つ。野馬分鬃の抱掌から靠勁に変化するときの無極勢)
⑨招式練功 47双分靠に対する48転身左靠(双分靠を後ろに逃れながら、我の左腕は双分靠の右腕に上から中心に円を描きながら粘りつき、双分靠の右腕を相手の胸へ潜り込ませていくように、我の左腕はそれに沾り付きながら、相手の体の内にめり込んでいくように左靠が発せられる感覚を練習する。)
⑩招式練功 50転身金鶏独立に対する51退歩化(収勢の勢の按化による金鶏独立の無力化)
⑪招式練功 52蹬脚に対する53転身上歩靠(蹬脚を右に開いて避けると同時に雲手勢にてその足を掬う練習。同時に左足を進め靠勁を打つ)
以上の要訣(全て、本気で発勁を放っていくことによって、対錬は双方によって練功される。その本気のところで、始めて無理な力を使用しないで、まるでテコのような軽い力で、綿が触れるような柔らかさで、球体が滑り合うような心地よさを経験できる。その感覚を多く得ることを稽古とする)
8月2日(日)の練習はありません。
■詳細
※本日の練習の相対招式の技術を詳細に記載しています。要訣など、随時加筆していきます。