そうですね。
自分の何が太極拳を求めているのか、自分の中で見つけ出すことが大切です。
心身の調整は自律神経が重要です。ホルモンやサイトカイン・ペプチド、免疫系の働きまで自律神経が作用しています。
自律神経の作用の本体は、陰陽相殺という万物の法則です。
唯物論でいうと、意識がなくても存在する絶対的な世界での作用。 唯識論で言うと、相対性を基盤とした、有る物を認識する意識がある世界でのことです。
潜在を含む意識があるうちは、自律神経が働いていることを認識できるから、生きている認識があり、世界もあります。
意識が無くなっても、絶対世界は存在する物質世界では、ホメオスタシスは人間が存在を意識できる相対性が無くなっても、存在します。
このように、太極拳は自分の存在から見た、主体と客体の双方を一体化する、ホメオスタシスの状態を見つけることが出来ます。
そこに生死を超えた、要は唯識で見る世界と、唯物で見る世界の融合した世界の恒常性の中心を感受することができます。