太極拳クラスの修養法について

 

■太極拳の修養には頓法(とんぽう)と漸法(ぜんぽう)があり、修行者の特性に応じて選択します。

頓法とは

結果(太極拳の技の完成=勁)・原因(呼吸や気などの根本=丹)・縁(プロセス=原因によって発せられる勢い=十三勢などの勢)を同時に修得する方法 ※頓法は武道クラスでのみ可能です。

漸法とは

原因から縁、結果と順次に習得していく方法

武道
クラス
応用
クラス
基本
クラス
夜間
クラス

丹・型・勢・勁についての説明

は、神(無為自然の源)から気によって発せられた勢いが得た結果。内部には強靱な精神と肉体。外部には陰陽和合の妙技。

 

 

は、神(無為自然の源)から気によって発せられる勢い。
勢は無為自然にて実践に発動される。

は丹により勢が起こった一つの形。このうちには丹と勢が含まれており、この型は実践に応用される。

は、神(無為自然の源)、呼吸と、経絡、気など太極拳の中心にあるもの太極拳の根本。

修養内容

武道クラスは、勁の内にある勢と丹を同時に身につける。套路の型に従って、技術を習得するので、套路の型もより練る。站椿から気功、内丹、整体、点穴、擒拿、摔角など高度な太極拳を修得します。 応用クラスは、勢と丹を身につける。勢と丹は勁を得るためにあることを学ぶ。武道クラスで勢が育ちにくいものは、応用クラスでそれを補う。基本・専修クラスで、勢を練り込みたい場合、指導者の認可を受けてこのクラスに進む。

基本クラスは、まず型を身につける。型には勢と丹が備わって
いることを学ぶ。武道クラスや応用クラスで、勢や丹を練り込みたい場合、套路でそれを行う。専修クラスで套路をまとめたい場合、それを補う。
専修クラスは、丹を身につける。丹により勢が発せられることを学ぶ。武道クラスや、応用クラスで丹が育ちにくいものは、専修クラスでそれを補う。

修養目的

実際に勢と丹を使えるようにしたのが勁である。勁は力であり、勁には勢と丹が内包されているので、実践的で柔軟で強固な勢と丹を練り上げる。 太極拳の勢を身につける。同時に丹を修養し、その丹で勢を発する。勢は現実的に生かせる勁となることを学ぶ。 太極拳の型を身につける。型の内には丹があり、そして勢があることを知る。 太極拳の根本原理を身につける。根本原理により勢が発せられ、型があり、そして、現実的な生かせる勁になることを知る。

頓法または漸法

頓法(三関一斉) 漸法(第一・第二関) 漸法(第一・第二関) 漸法(第一関)

修養の実際

 発勁すなわち、多くの技を実践的に練習する。技を成功するためには勢と丹が伴っていないとならないため、技の完成がそのまま、丹と勢の完成につながる。最も合理的で、頓法の特性を持っている修行者には最適である。技の完成のために、套路や内丹を補足するために丹は夜間、勢は基本または応用クラスを利用する。技を完成させることは、神(丹)と精(勢と勁)が気(丹)のよって完全に一致した状態であり、修行者はここを目指す。  套路を、実際に使える発勁を実践しながら深める。勢が完
成するには丹が伴っていないとならないため、勢の完成がそのまま、丹の完成
につながる。勢の完成のために、内丹を補足するために専修クラスを利用する。勢を完成させることは、神(丹)が気(丹)によって発露した状態であり、その勢が勁を生むことを学ぶ。実生活で生きる中(精)で太極拳の勢を力(勁)としていくことの応用が身につく。
まず、古式85式の套路の方を覚える。そしてその套路の中にある丹と勢、そしてその勢が得る結果である勁が有ることを学ぶ。古式の85式套路には内丹と、武術の発勁が組み込まれている。 太極拳の原動力である、神(無為自然)呼吸法(吐納法)心法、内丹法(気功含)、運気法(経絡含)煉丹法を学ぶ。それを原動力にして太極拳の勢が気によって起こっていくことを学ぶ。ここでも85式の套路の中にある型を身につけることができる。

クラス

独立クラス。 門下制(※85式終了者のみ※指導者認可) 門下制 門下制

王流楊式太極拳は門下制です。

基本クラス専修クラス応用クラスに入会された方。

各クラス合わせて月4回までは月会費内で他クラス(武道クラス以外)にも参加できます。定員内で有れば、4回を越える回数の参加も可能です。その場合は、1回に付き1,500円をお支払いください。
※但し、基本クラス専修クラスの方は、各クラスで85式をひととおり覚えた場合のみ(指導者の認可が必要です)、応用クラスにも参加が可能です。

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