太極拳の実戦的動きを表現するときに、緩やかに速いといわれます。
なぜ緩やかに早いのか?拳のスピードや、動きの速さもそうですが、太極拳の心法に理由があります。
心法においての太極拳の発動の仕組みは、雷が光ると、耳をふさぐという例えになります。
雷鳴がなり始めると耳をふさぐ反射神経は、後天的に備わっています。
雷は光と音と衝撃がその全体です。
音の前には光があり、音の後には衝撃があります。
相手が拳を打つ前を気勢、打った拳が音、自分に当たるところが衝撃として考えてみます。… 続きを読む
太極拳の実戦的動きを表現するときに、緩やかに速いといわれます。
なぜ緩やかに早いのか?拳のスピードや、動きの速さもそうですが、太極拳の心法に理由があります。
心法においての太極拳の発動の仕組みは、雷が光ると、耳をふさぐという例えになります。
雷鳴がなり始めると耳をふさぐ反射神経は、後天的に備わっています。
雷は光と音と衝撃がその全体です。
音の前には光があり、音の後には衝撃があります。
相手が拳を打つ前を気勢、打った拳が音、自分に当たるところが衝撃として考えてみます。… 続きを読む
太極拳の発勁で、相手の内部にまでダメージを与える打ち方があります。
鑚勁とも呼ばれ、この発勁の練習については、通常の打撃練習では習得できません。
徹しという技能を身につけます。王流の套路には徹しの発勁で打つことができるような過渡式を備えています。
基本の勢はこの套路で修練できます。
発勁には、その目的に応じて、表面的な部分に痛みを与えたり、経絡を閉ざしたり、経穴を麻痺させたり、虚を創出するものなど色々とあります。擒拿術や投げ技である摔角の作用点も発勁になります。声だけの咆哮も、相手の動きを誘ったり、気で相手を動かす凌空勁ももちろん発勁です。つばを吐きかけることも発勁です。耳や髪の毛を引っ張ったり、衣服をつかんだり、罵詈雑言を発したり、騙したり、演じたりするのも全て発勁です。… 続きを読む
「内の三合」 精気神 ・「外の三合」 手眼身 ———-以上を「内外六合」
精は手であり——–気は眼——–神(しん)は身である。
内の精気神の一致は、すなわち、手眼身の一致である。
太極拳の発勁の際の手眼身は三尖に通じ、相照する。「三尖相照」
神は身を震わせ三尖に向く
気が眼を光らせ三尖を見る
精は手(足)に三尖に爆発する。… 続きを読む
武道において、相手の攻撃を受けて攻撃するという攻防について述べます。
一般の武道では、相手が息を吐いて撃ってくれば、(実)こちらも息を吐いて受ける(実)というものが多いようです。
それから息を吸い込み、又吐いて反撃する。受け側は、吸って(吐く前に吸っているから)、吐いて、また吸って吐くという4呼吸と考えることとします。
この場合は双方が実、双方が虚、双方が実と一致しているので、お互いに効果的な発勁は行えません。… 続きを読む
太極拳は意識で動く?そんなことをしていたら太極拳ではなくなります。
太極拳は無意識で動きます。
無意識とは何でしょうか?
無意識とは意識がないと言うことでしょうか?
実は違うのです。
意識には顕在と、潜在があります。そのどちらも意識なのです。
潜在にある意識が、自分では顕在しないで働くことが最も多く、癖や執着などに現れます。煩悩や見えない雑念なども全てそこにあります。
太極拳で言う、無意識とは完全なる純粋な意識です。無為自然と言います。… 続きを読む
高探馬帯穿掌の穿掌の打ち方は手法でやります。主にに点穴で使いますが、この場合の穿掌の場合は龍の勢の一つ竜頭を使いますので、特別な打ち方が必要です。筒の中に槍が仕込んであって、筒を鞭のようにのように差し出すて、急に止めると中の槍が勢いよく飛び出します。これが高探馬帯穿掌です。
大事なのは、この高探馬帯穿掌の過渡式勢です。高探馬帯穿掌は高探馬からの過渡式に重要な勢があります。これを練習します。高探馬から左足が前に進みながら、急激に止まります。その勢は差し出した穿掌の先から飛び出ます。… 続きを読む
散手 把式(解法)
両者手揮琵琶-甲・右手揮琵琶・乙左手揮琵琶
強弱とは単に相対するものです。
強弱とは単に相対するものです。
左と右、上と下、女と男などと同じように性質として考えるのが太極拳です。
強いから良い、弱いから悪いのではありません。
強いところはどこか、弱いところはどこかそれを知ります。
何に強いのか、何に弱いのかそれを知ります。
よく観察すると、強いところには弱いものが混在しています。
そして弱いところには強いものが混在しています。
それが太極と呼ばれる混沌とした状態です。… 続きを読む
太極拳は神気精の一致で発勁となります。
精とは人間が人間として持っているものです。肉体と精神の全てです。
それは、老若男女であっても、持ってる物はなにも変わりません。
精とはその人間の基本的構造、例えば、筋繊維の数や細胞の性質、骨の数やその性質、脳の造りやその性質,その他の生理的性質など全てのことです。
この基本的構造はたとえ赤ん坊であっても、老人であっても、男性であっても女性であっても変わりません。
厳密に言えば、多少の差があったり、病気やけがでの差異はありますが、根本的なところでは … 続きを読む