勁
勁は修練するものではなく思い出すものである。
力は生まれてから獲得したものである。
力を勁に・・
拳撃における発勁は内勁を外に発する。
■力と勁の違い
●身法
力の身法・・・
力は大きな骨を動かす筋肉により発せられる、その骨に由り動くため、力自体は例えば肩や背の内に陥没しているので、その場所だけに起こる。四肢隅々までには達しない。。その骨と筋肉の持つエネルギーによってのみ支えられるのが力。
勁の身法・・・
勁は筋を動かす小さな筋肉によって発せられる、大きな筋肉はそれを補うことになる。小さな筋肉はバランスを整える。身体における生理と直結している均衡反者の筋肉である。その筋は生理の通路や経絡を通じ四肢隅々までに達することが出来る。この全体における力を連動して自然に起こる理を利用した力が勁である。… 続きを読む
散手
散手は法型とは違い、発勁そのものを行う。型は散っているものを集めて型にしたもの。型には散が多く含まれている。散は型に包括されている。… 続きを読む
型(けい)
発勁がなされたときの精による形が無数にある。それを勢としてまとめて形にしたものを型という。套路の中の一つの形である。型には多くの用法が含まれている。用法とはすなわち勢によってなされた発勁の精の姿である。… 続きを読む
法
発勁がなされる道理がある。それを法という。ここでは神気精の一致… 続きを読む
発勁
勢により力が発せられることを発勁という。… 続きを読む
太極拳では膝を壊す人が多いですが、膝を壊さず瞑想太極拳まで至るにはどうすればいいですか。
メールでご質問いただきました。ありがとうございました。
もともと太極拳の動きは、基本をしっかりしていないと膝を壊すのは当然の動きなんです。その他の武道も同じだと思います。
日本で普及している太極拳は、お年寄りでもすぐに始めることが出来る運動として普及しています。
しかし、基礎的な武道としての動きの基本を修練していないと、太極拳の高度な動きは当然、膝だけでなく、腰や首などの関節部分を痛めるのです。
そこで、制定太極拳は、その痛めることのない安全な範囲で動けるように制定されたものです。けが人が続出したりすると、もちろん普及もままなりません。
太極拳では相手を和合して制するとありますが、具体的にどの様な戦い方をするのですか?
例えば、相手が顔面の急所人中に、強烈な冲拳による捶を打ってきます。(ストレート)
単鞭の転動の勢にて鬆腰を用い、相手の捶に向かいながら、相手の勁道を相手側に向かいながら外します。
その捶の前進力に転動の勢の右手を相手の推進方向に和合し、相手の推進力をより増します。(まず和合です。武当派太極拳は全てこの理法です。沾粘勁となります。)走勁です。
相手は、和合され、より前に進んでしまいます。… 続きを読む