首を絞められたら、倒攆猴の五行勢を使用して解除し、示指に手をかけて倒攆猴の五行勢を使用して反転して撅指する。
… 続きを読む
[発勁]捋
■[勢] 扌履勢(四正手)[発勁]捋(り=しごく) [把式名] 撅臂(けつひ)
最近の太極拳の紹介で、よく四正手の扌履勢が捋勢と紹介されていますが、捋は勢ではなく発勁です。
扌履勢の扌履が中国においても日本においても、タイプで表示されないため、誰かがどこかで捋を当てたようです。扌履は太極拳の重要な十三勢の内の一つを表すものですが、漢字では手で履かせるという太極拳の妙技を表現する文字がなく、太極拳の密議で作成されたものです。この技(発勁)はその意味がわからないとかけることができません。(… 続きを読む
期門穴「点穴術・拿穴術」と腎
経絡のネットワークは腎から始まり腎で終わるが、十二の経絡の流れで気穴に流注していた気は、正確なリズムを持ってこの期門穴への流注で最後となり、次に腎へ向かい章門穴で気の流れを治めながら、京門穴から腎へ気が流れていく。
期門・章門・京門は体の気のネットワークにおいて、期門は経絡全体の気の昇降や、経穴からの気の出入りの正常なリズムのようなもである気機を司る。止まること無く、運動し続ける活力である気の、そのリズムを狂わせると、体全体に気の統一感が無くなる。そわそわして、落ち着きが無く、不安で、少しのことにも怯え、心臓や肝臓の疾患にもつながる。鬱状態などが極まるだけで無く、よくつまずき、足元がよろつき、情緒不安定で、自分の体が自分で無いような感覚になる。様々な症状が全身に起こる。又ここは詳しく紹介する。… 続きを読む
本日の武道練習2015.5.24
①散手運用
保護中: 本日の武道練習2015.5.10
金鶏独立の勢
金鶏独立は85式では、独立式、24式では下勢独立として、套路で練習します。
金鶏独立の勢は上下方向に交差する十字勁を中心として、上手には中心勢を維持しながら、挑勢(下からの振り上げ)、裏勢を肩より上で働かせます。
これにより、金鶏独立は長勁として完成します。
下の手は採勢です。腰腿も十字勁によって,上手の方の足は上に、下手の方の足は下に沈みます。
以上は金鶏独立の鑚勁と長勁の用法です。
金鶏独立は、中心線をねじりながら、腰腿によって、上腿を下腿側にねじ上げて、下の腕をその上腿の膝の外側に採勢によってへばりつけます。… 続きを読む
海底針と双龍拉椀
海底針は太極拳における裏勢(りせい)=(体の内側を使って抱き込むような勢)を習得する重要な招式です。
双龍拉椀(そうりゅうらわん)は海底針の示意であり、相手の手首の内側を双龍の上あごで、外側を大小の拳頭を下あごでひしぎ噛んで上あごを裏勢にもとづき内側に引き込み、上あごを前側へ押し噛んでいく手法です。
この裏勢がないと、以上の拉勁は発勁とはならないのであり、重要な練習方法となります。
海底針の裏勢は多くの擒拿術に含まれますが、この双龍拉椀は最も基本的な示意なので、単法として相対で練習をします。… 続きを読む
太極拳の龍の勢と龍脈
武当派の楊式太極拳では龍の勢(沾粘纏糸の勢)を多用します。
双龍採扌厥(そうりゅうさいけつ)・双龍大扌履(そうりゅうだいり)・双龍斜飛(そうりゅうしゃひ)双龍撇身(そうりゅうへいしん)大纏手(だいてんしゅ)や小纏手(しょうてんしゅ)昇龍纏腕(しょうりゅうてんわん)などの太極拳の擒拿術は、龍の勢を実感するのにとても役立ちます。
とても大切なことですが、龍の勢は龍脈を通ると言うことです。龍脈は聴勁により感じ取り、入り口からしか入ることができません。そして出口からでることにより、龍の勢による発勁は完成します。… 続きを読む
手首の整体
金糸纏腕などの手首の擒拿術などを行った時に行う整体です。
擒拿術と合わせて行うと、手首の関節がしなやかで強くなります。
又痛みにも強くなり、経絡や経穴の状況もとても良くなります。
手首が痛い場合は柔らかく行うととても痛みなどが楽になります。
- 立禅の姿勢です。
- 左手を拳にして虎口を上に向けておなかの前まで持って行きながら、右手は下に掌心をあてて添えながら、勁圧を保ち、おなかの前に来たときに左手を下に、右手の平を上に勁圧を高めます。約10秒間強めます。
首の整体
首の部分の擒拿術の練習をしたときに行う整体です。必ず練習後には行います。
首の痛みなどがある人にも、最適な自力整体術です。
- 立禅の姿勢
- 右腕をのばしながら、少しずつ後ろに引き上げます。引き上げるときには、身体の内側に勁圧を感じながら上げていきます。
- 勁圧がピークに達したところで、止まったところで15秒間呼吸を落ち着けて止めます。
- 15秒経ったら腕を下ろして、立禅に戻ります。
- 同じことを2セットします。
- 立禅から、ウェストの後ろ側の背骨の真ん中を、手のひらで軽くおさえます。