提手上勢
雲手の用法
単鞭の用法
開合撃/相手の上段突きを受けて鈎手で引き込むと同時に、相手の顔面の急所に鑚勁を打つ。開合の発勁
相手が右足を踏み込みながら顔面を攻撃してきた場合、連勁を用いて両手を左に流しながら、攻撃線を薄くし、その攻撃をそらすと同時に、右手は連勁で下から円を描いて自らの顔面の前をとおり、相手の手を外側からとらえる。攻撃をそらすのと同時である。その右手は連勁により右方向へ下降し、同時に鈎手で相手の右手を敵を引き付け打ちのめし、気を消耗させる採勢を用いる。左手も攻撃をそらしたときに、連勁によって小さく右へ勁道を描き、右手の扌履勢による作用の最高点と、左手の発勁は作用反作用の関係で最高点を持つ。… 続きを読む
攬雀尾の用法
上段突きに対する攬雀尾扌朋勢、扌履勢擠勢
両腕を外から捕まれたときの按勢
両腕を外から内に捕まれたとき、含胸抜背にて相手の手を内に崩し前のめりになったところ、体重を後にかけながら、手を上に上げて伸ばしそのまま、相手が後に体勢を立て直そうとする時に按勢を発する。… 続きを読む
起勢
両手を捕まれたとき
扌朋勢で腕を上げ、反射的に相手が腕を下に押さえてきたとき、按勢にてその智kらを利用し相手を前に崩し、相手が後ろへ体勢を立て戻そうとする時を利用して、入り身し靠勁を発する。または、立て戻そうとする前に発するとカウンターとなり鑚勁となる。
両手でつかみかかってきたとき(または側蹬脚)
上段の場合は扌朋勢で相手の腕を上に上げる。下段の場合は按勢で相手の腕を下に落とす。… 続きを読む
把式
把式は広い意味では、相手の攻撃をいつのまにか自分に同化してしまって、そして、相手をまとめて束ねてしまう太極拳の技の基本的な理が働く技のことを言います。
そういう意味では後の先(相手の攻撃を受けてから動く)の武道である太極拳においては技はそのようにできあがっていますから、全てが把式になります。
相手の技や力を、自らにまとめていこうとすることが、解法や相手を背勢にする、又は重心を崩す、又は、相手の擒拿や拘束を抜くなどの技術です。
十字式
作用反作用を使用して用いる。
▼ ✓ 金鶏
上下への十字勁を使用する。
▼ ✓ 金鶏挓腕
• ✓ 構え
攻手は左手揮琵琶で構え、守手は左手揮琵琶
• ✓ 攻手は右上歩冲捶 散手205
• ✓ 守手は攻手の冲捶を右手で下から上へ、内から外へ、上 P11 金鶏挓腕 金鶏独立の手法 採勢 上腕
から下へ落としながら、採勢で相手の右腕を押さえ込
む、金鶏独立の下の手。同時に左手は上挓法を用い点穴
を押さえて持ち上げる。
• ✓ 挓腕独立 横腹
金鶏挓腕に左足の膝蹴りを加えたもの… 続きを読む
勢
▼ ❑ 勢
▼ ❑ 五行
前進、後退、右顧(左顧)、左盼(右盼)、中定
▼ ❑ 五行勢
前後左右に進む
• ❑ 中定
構え
▼ ❑ 前進
• ❑ 上歩
開立歩から片脚を進める
• ❑ 進歩
脚を差し替えて進める
• ❑ 並歩
両足を並行して進める
• ❑ 右顧
• ❑ 左盼
• ❑ 後退
• ❑ 五行転身
前後左右に、右左周りで手揮琵琶の構えを行う。
▼ ❑ 転身運歩法
• ❑ 三角歩法
• ❑ 倒攆歩法
• ❑ 開身
▼ ❑ 四正手
• ❑ 掤勢
• ❑ 扌履勢
• ❑ 擠勢
• ❑ 按勢
▼ ❑ 四隅手
• ❑ 採勢
• ❑ 扌列勢
• ❑ 肘勢
• ❑ 靠勢… 続きを読む
歩法
▼ ❑ 歩法
●基本の上下歩
• ❑ 上歩(じょうほ)
前足を前に上げる。ろう膝拗歩の進歩の時。片方の足の膝を少し曲げ重心を乗せる、もう一方の脚は支えている脚の側を通り前方に踏み出す。足を降ろすときは踵から静かに着地させる。上歩の時の上体は前や横に傾けたり、上下に起伏しないようにおこなう。
• ❑ 下歩(げほ)
後足を後に下げる。斜飛式の後足を後ろに下げるときなど。
●基本の進退歩
• ❑ 進歩(しんぽ)
後足を一日前に進める。前足を出して、後ろ足を引きつけ前に進める。進歩搬攔捶の時の歩法… 続きを読む